エクシア合同会社の毎月高配当のからくり

エクシア合同会社は5年間負けなしの毎月配当を継続中

エクシア合同会社が近年目立っている。

それもそのはず、Twitterはもとよりブログなど、ネットでたくさんの個人がエクシア合同会社のことを発信しているからだ。

それだけじゃなく、新宿や六本木や表参道の一等地には看板が出されており、エクシア合同会社を知らない人にも目がつくほどだ(看板とはそのためにあるが)

筆者はエクシア合同会社に投資をし終えた者だが、それでも六本木ヒルズに買い物に行った後外に出てエクシアの看板を見るとギョッとする。
 
そしてすごい立派な会社になったなと、一瞬錯覚する。

この錯覚という言葉には悪気ない。

私はそもそもエクシア合同会社に対して良い悪いという判断をしていない。

エクシア合同会社の内部でどういう運用が行われているのか、実態の把握ができないわけだからそもそもエクシア合同会社に対して違和感はあれ、それ以上は何も思っていない。

確実に言えるのは、感謝をしているということ。

2017年から1年半で1000万円を1500万円以上に増やしてくれたのは紛れもなくエクシア合同会社だし、それまで数百万円、株投資やFXを自分でやって、負けて、損失を出して、ふてくされていた私に、一気にその損を取り返し、プラス利益をもたらしてくれた。

感謝しかない。

だからJR山手線に乗っていて車内のディスプレイにエクシアのCMが出た時は驚いたが、同時に嬉しかった。

立派に成長しているなと思う反面、とても複雑な気持ちにもなった。

どこまで行っても、エクシア合同会社に対してポンジースキームなのではないかという疑念はぬぐえない。

考えられない高配当・・・どう考えても腑に落ちない。

私は投資を終え利益を得た身、エクシアという船を降りた者であるから、このあとエクシア合同会社がポンジースキームでしたと事件になろうが、正常に発展しようが無関係だ。

ただし、できれば綺麗に終わってほしいし、成長を願いたい。

そこで今回、運用実績はすべて本物と仮定してみることにする。どうか私の仮説を聞いてもらいたい。

資産が一気に膨れた背景にビットコインあり

エクシア合同会社が設立したのは2015年で、実際にお金が集まり始めたのはここ2年半ぐらいだろうから、ちょうど私がと投資した2017年夏頃とも時期がかぶる。

当時大きなトレンドは仮想通貨だった。

ビットコイン、イーサリアム、リップルが大きく値をあげ、多数の「億り人」がでた、あの熱狂の時代だ。

エクシア合同会社の代表である菊地氏はあの時、Twitterでビットコインに投資をしていると言っていた。

そこでひらめいた。

エクシア合同会社は個人投資家から集めたお金の一部をビットコインに変えたのだ。

そして、ビットコインが爆上がりし、エクシア合同会社はとんでもない資産を形成することに成功した。

それであれば、このエクシア合同会社の高配当実績はうなずける。理解できるし、腑に落ちる。

逆にそういうものでない限り、これだけ高配当な利回りを実現することはできないとも思う。

私の言ってることは全く難解な話ではない。

5年間毎月配当がなされることが異常なことだということくらい、マーケットに触れた者なら誰でもわかるはずだ。

何度も言うがエクシア合同会社は毎月返戻金を払い出していて、確定している利益を支払っているわけではない。

あくまで投資家の投資金が戻ってくるだけという「先出し方式」を採っているが、どうも個人投資家側に勘違いが起きていて、「配当を得ている」空気感が漂っている。

エクシアは現在、金融リテラシーが高くない個人投資家に、返戻金だと説明している。とは言え、現実的には投資家たちは「お金が毎月増えている」と錯覚(錯誤)しているだろう。

よし悪しはさておき、法律的には嘘がない形でここまで一気に集金をすすめてきた。

エクシア合同会社が本物なのか偽物なのか、今の私にとっては正直関心ないが、これだけの返戻金が配当実績と変わらないとしたら、やはりFX運用だけではないと結論づけるしかないし、むしろビットコインに投資して爆上がりし資産が20倍だか30倍になったというストーリーじゃないとしっくりこない。

エクシア合同会社には5000人以上を超える延べ投資家がいるという。

その個人の投資家さんに聞いてみたい。

あなたは本当にこれだけの運用益が実際出ていると思いますか、と。

半信半疑ながらも毎月戻るお金になんだか得をしたような感覚をもちつつ、徐々に思考力を停止させていってるのだと想像する。

何を隠そう私も当時そうだった。毎月もらえたお金は利益だと思っていたし。

エクシア合同会社は明らかに配当という言葉をある時期までは使っていたし。

2017年末、エクシア合同会社はビットコインを買い、一気に資産が20倍になったので、これだけ配当してもエクシアの内部は余裕。耐えられる。

決算で利益計上すると税金で半分持っていかれてしまうので、海外の投資先に投資していることにして、その増えた分は簿外におき、決算自体をおとなしめに見せている。

こんな解釈はいささかポジティブすぎるだろうか。

エクシア合同会社が健全に運営されているならば、逆に私はそんな風に空想してみるのだ。

ちなみにエクシアの売り上げや決算について気になる方はエクシアの売り上げや決算については別ページ|エクシア集めたお金で会社を買うを参考にしてほしい。エクシア合同会社、集めた金で会社を買うを参考にしてほしい。

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